2023.07.13

簡単に出来る肌の乾燥対策10選！

お肌の乾燥は、美容の大敵です。いくらスキンケアを頑張っても治らない…と、お悩みの方も多いのではないでしょうか。実はその乾燥肌、ちょっとした工夫や意識改善で改善されるかもしれません。

本記事では、簡単にできる肌の乾燥対策を10個ご紹介します。また、乾燥の原因となる習慣なども解説しますので、乾燥肌でお悩みの方はぜひ最後まで読んでいってください。

肌が乾燥する理由は？

肌の乾燥の主な原因は、ターンオーバーの乱れ、もしくは肌のバリア機能の低下です。ターンオーバーとは、肌細胞の生まれ変わりの周期のことです。ターンオーバーが乱れると、乾燥やくすみ、シミの原因となる古い角質が肌の表面に残ってしまいます。

肌のバリア機能とは、角質層がもつ、外部の刺激から細胞を守ったり、細胞内の水分の蒸発を防いだりする機能のことです。バリア機能が低下してしまうと、ダメージに弱く、乾燥しやすい肌になってしまいます。
では、ターンオーバーの乱れやバリア機能の低下は、何が原因で起こってしまうのでしょうか。

乾燥肌の状態

健康な角質層は、20～30％の水分を保持しています。これが20％未満になると、乾燥肌となります。肌が乾燥すると、肌がカサカサした手触りになったり、しわっぽくなったりします。さらに乾燥がひどくなると、ひりひりしたり、かゆみや赤みが出てきたりといった症状が出てきます。
こうした症状が出たときには、すでに肌の水分は健康な時の半分以下まで減少している可能性があるので、早めの対策が必要です。

空気の乾燥

空気が乾燥していると、肌から水分が蒸発しやすくなり、肌が乾燥します。夏場よりも冬の方が乾燥がひどくなるのも、空気の乾燥が関係しています。また、冬場に限らず、エアコンの風が直にあたる環境にいると、肌が乾燥しやすくなってしまうため、注意しましょう。

水分量の低下

加齢などにより、細胞が保持している水分量自体が減少している可能性もあります。肌の水分量は20歳をピークに、年々減少していきます。激しい運動や、猛暑で大量の汗をかいた後も、年齢に関わらず一時的に肌の水分量が減少します。

紫外線によるダメージ

紫外線は、乾燥だけでなく、シミやしわ、たるみといったさまざまな肌トラブルを引き起こします。紫外線の中でも紫外線B波（UVB）は、肌の表面にダメージを与え、角層から水分を奪ってしまいます。

間違ったスキンケア

お肌のためにやっているはずのスキンケアも、やり方を間違えると乾燥肌の原因となってしまいます。余計な皮脂まで洗い流してしまわないよう、洗浄力が強すぎる洗顔料は使わないこと、洗顔の回数は朝夜1回ずつまでを意識しましょう。
また、化粧水を付ける際の叩き込む、こするといった行動も肌へのダメージになります。

間違った入浴方法

お風呂やシャワーのお湯の温度が高すぎると、肌の乾燥を招きます。熱いお湯は刺激となるので、バリア機能を低下させてしまいます。熱でバリア機能を保つ皮脂を溶かしてしまう点も、乾燥の原因の一つです。

普段からできる10の乾燥対策

乾燥肌を改善するには、普段から乾燥対策をする必要があります。ここでは、日常のちょっとした工夫でできる乾燥対策を10個紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

刺激の少ない基礎化粧品でケア

普段何気なく使っている基礎化粧品は、減少した水分や油分を、外側から補う役目を持っています。基礎化粧品を購入する際は、肌の悩みに合っているかや、口コミなどをチェックする人も多いかと思いますが、このとき注目したいのが、化粧品に含まれる成分です。アルコールや防腐剤、香料が入っているものは、刺激が強いため買わないようにしましょう。

保湿を高める栄養を摂取する

毎日の食事では、保湿力を高める栄養素を積極的に摂取しましょう。具体的には、肌の健康を保つビタミンA、新陳代謝を上げるビタミンB群、肌細胞を守るビタミンC、ターンオーバーを正常にする亜鉛などがおすすめです。加えて、肌細胞を作るタンパク質や、バリア機能を保つ必須脂肪酸も摂取したい栄養素のひとつです。

加湿器を置く

空気の乾燥は肌の乾燥につながると説明しました。ですので、空気が乾燥していると感じたら、加湿器を付けるようにしましょう。加湿器は湿度調整ができるものがあるとより良いです。

洗濯物を室内に干す

洗濯物の室内干しは、加湿器の役割を果たします。ただし、部屋干しは雑菌が繁殖しやすく、臭いが発生しやすくなってしまいます。そのため、部屋干しをする際は、部屋干し用の洗剤を使ったり、こまめに換気したりして、臭い対策をするようにしましょう。

血流の巡りを促す食材を摂る

血流が良くなると、新陳代謝が良くなり、ターンオーバーが活性化されます。ビタミンEには血流をよくする効果があります。ビタミンEは、卵やアボカド、アーモンドなどに多く含まれています。ただし、ビタミンEが多く含まれている食材は、脂質も多い食材が多いので、ダイエット中の方は食べすぎに気をつけましょう。

ホットタオルで肌への侵透を高める

化粧水を塗る前にホットタオルで顔を温めると、毛穴が開き、美容成分が肌に浸透しやすくなります。ホットタオルはタオルを水にぬらし、ラップでくるんで電子レンジで約1分間加熱するだけで簡単に作れます。

植物を置く

植物は根から吸い上げた水分を水蒸気として排出する、蒸散という働きを持っています。この蒸散によって湿度が上がるため、植物は天然の加湿器ともいわれています。部屋に観葉植物を置けば、インテリアにもなりますし、植物から発生するマイナスイオンによってストレス解消の効果も期待できるので、この機会に観葉植物を育ててみるのも良いかもしれませんね。

クレンジングはクリームかミルクタイプ

オイルクレンジングは洗浄力が高いため、乾燥肌には向いていません。ですので、クレンジングを買うのであれば、クリームタイプかミルクタイプを選びましょう。メイクが濃いとオイルクレンジングを使わないと落ちないこともあるので、ナチュラルメイクにしたり、簡単に落とせる化粧品を使うことをおすすめします。

十分な睡眠

私たちが眠っている間は、脳の下垂体から成長ホルモンが分泌されます。この成長ホルモンは、ターンオーバーを促す働きを持っています。ですので、寝不足が続き、成長ホルモンが十分に分泌されなくなると、ターンオーバーが乱れてしまいます。お肌のためにも、午後のカフェインは控えたり、寝る前はスマホを見ないようにしたりして、睡眠時間の確保と質の向上を意識しましょう。

十分な水分補給

水分補給をして、内側からうるおいを与えるのも効果的です。水分が摂取できれば飲むものは何でも良いですが、コーヒーや緑茶など利尿作用のあるものは避けましょう。ビタミンも同時に摂取できるハーブティーやフレッシュジュースもおすすめです。

水分補給のポイントは、こまめに少しずつ飲むことです。のどが渇いたと感じたころにはすでに水分不足になっています。また、水分は一気に大量に摂取してもすべてが吸収されるわけではありません。ですので、こまめに少しずつ飲む方が良いといえます。

水分補給は一番身近な乾燥対策！摂り方もポイントになります

こまめな水分補給が大事だと説明しましたが、具体的にどのようなタイミングで飲めば良いのでしょうか。

白湯、常温で飲む

暑い日やスポーツで汗をかいた後は、キンキンに冷えた水が飲みたくなりますよね。ですが、美容のことを考えるのであれば、常温または白湯が最適です。冷えた水で体を冷やしてしまうと新陳代謝が下がってしまいます。また、白湯は吸収性が良く、デトックス効果もあります。ですので、水分補給の際は8～13℃の常温の水、もしくは50℃前後の白湯がおすすめです。

就寝前、起床後

人は、寝ている間に200～300ml汗をかくといわれています。さらに呼吸で蒸発する分も合わせると、500～1000mlもの水分を失ってしまいます。ですので、水分不足を起こさないためには、就寝前と起床後に水分補給する必要があります。特に起床後のコップ1杯の水は、血行を良くする効果も期待できますので、忘れずに飲むようにしましょう。

入浴前後

入浴では、平均800mlの水分が失われます。そのため、入浴前後は脱水症状防止のためにも、忘れず水を飲みましょう。入浴前の水分補給は、全身に水分が行き渡らせるため、15～30分前に飲むのがおすすめです。

スポーツの前中後

スポーツをする前後や最中は、大量に汗をかくので、水分補給を忘れないようにしましょう。水分を補給しないと熱中症になる危険性もありますので、安全のためにも水を飲むべきです。

汗をかいた後

入浴やスポーツの後もそうですが、汗によって大量の水分が失われた後は、体に不調が現れることもありますので、必ず水分補給をしてください。肌のためにも、健康のためにも、体の水分量が減少した状態をできるだけ短くしましょう。

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